最近の仕事で感じた、これからおすすめしたい素材
こんにちは。いつもFU設計工房のブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、日頃の設計や現場での経験を通して感じたことを、できるだけそのままお伝えしています。
今回は、お客様から「最近おすすめの素材はありますか?」というご質問をいただいたので、最近の仕事を通して改めて魅力を感じた素材をご紹介したいと思います。
外壁材について
最近手がけた住宅で、外壁を板張りで仕上げた物件がありました。その建物を見て、改めて木の美しさを実感しました。
現在の住宅では、外壁の多くがサイディングや金属系の外壁材で仕上げられています。板張りを採用する住宅はごく少数です。そのため、久しぶりに大きな面積を板張りで仕上げた外観を見ると、自然素材ならではの豊かな表情や温かみを改めて感じました。
もちろん、木材を外壁に使う場合には注意点もあります。軒や庇をしっかり設けて雨掛かりを少なくすることや、メンテナンスしやすい納まりを考えておくことが欠かせません。また、2階部分に使用すると、将来補修する際に足場が必要となり、費用がかかることも考慮しておく必要があります。
それでも、こうした点を理解したうえで採用する価値は十分にある素材だと感じています。板張りは土壁と同じように、昔から使われ続けてきた実績のある素材です。外壁の一面だけでも板張りを取り入れることで、自然素材ならではのやさしい表情が生まれ、親しみを感じられる住まいになると思います。
内装材について
内装材では、やはり漆喰がおすすめです。
漆喰は湿気を調整する性質があり、結露やカビの発生を抑える効果が期待できます。そのため、室内をより快適で健康的な環境に保ちやすい素材です。
また、補修しやすい点も大きな魅力です。傷が付いた部分は削って塗り直すことができ、手あかなどの汚れも、状態によっては漂白剤できれいにできる場合があります。
さらに最近は、物価高騰の影響でクロスの価格も以前より上がっています。そうした状況を考えると、初期費用だけでなく、長く使い続けることまで含めて素材を選ぶことが、これまで以上に大切になってきていると感じます。

今回ご紹介した素材は、私自身が実際に設計で採用し、現場で扱う中で、その良さだけでなく注意点も含めて実感してきたものです。
これからも、お客様それぞれの暮らし方や住まいに合わせながら、こうした素材を積極的にご提案していきたいと思っています。素材にはそれぞれ個性がありますので、一緒に楽しみながら家づくりができればうれしいです。