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ヌックのつくり方と、取り入れるときのポイント

ヌックのつくり方と、取り入れるときのポイント

FU設計工房の家づくりで大切にしているのは、「居心地のいいリビング」をつくることです。

そして、その居心地の良さは、広いリビングだけで生まれるものではありません。家の中に、思い思いに過ごせる居場所がいくつもあることも、心地よい暮らしにつながると考えています。

施工事例をご覧いただく中で、「こんな空間が好きだな」と感じる住まいは見つかりましたでしょうか。

FU設計工房 施工実績 一覧はこちら>>https://fu-design.jp/works/

 

今回は、そんな居場所のひとつとして人気が高まっている「ヌック」についてご紹介します。家づくりのヒントとして参考にしていただければ幸いです。

 

ヌックとは、家の一角につくる、こぢんまりとした居心地の良い空間のことです。

語源はスコットランドの「nook(ヌーク)」で、「部屋の隅」や「居心地の良い片隅」という意味があります。

壁で完全に仕切るのではなく、リビングなどの空間とゆるやかにつながりながら、一人で落ち着いて過ごせる場所であることが特徴です。

リビングのように家族みんなで過ごす場所とは違い、本を読んだり、景色を眺めたり、少し気持ちを落ち着かせたりするための、小さな居場所と言えるでしょう。

 

FU設計工房では、「MAEHATAの家」でヌックを取り入れています。

この住まいは公園に面しているため、窓枠の幅を広く設計し、腰掛けられるベンチのようなスペースをつくりました。

そこに腰掛けて公園の景色を眺めたり、本を読んだりと、一人の時間をゆっくり楽しめる場所になっています。

MAEHATAの家>>https://fu-design.jp/works/new_house/p807/

 

ヌックをつくるときのポイント

私が設計するときは、壁際にヌックを設ける場合、その手前を小上がりの畳スペースにすることがあります。

そうすることで、ヌックはより包まれるような安心感のある空間になります。また、小上がりとの高低差によって空間に変化が生まれ、リビング全体にもメリハリが生まれます。

広さは1〜1.5畳ほどがおすすめです。

広すぎると普通の部屋のようになってしまい、ヌックらしい「こもり感」が薄れてしまいます。また、茶室を訪れたことがある方ならイメージしやすいかもしれませんが、天井が少し低い空間は、不思議と落ち着きを感じるものです。子どもの頃につくった秘密基地が心地よかったのも、そんな理由なのかもしれません。

 

ヌックは、リビングだけにつくるものではありません。

例えば、小屋裏収納の一角や階段下、スキップフロアの下などは、もともと天井が低く、包まれるような安心感があります。

こうした空間は、少し工夫するだけで、大人でも思わず長居したくなる居場所になります。

家づくりでは、広さだけでなく、「どこで、どんな時間を過ごしたいか」を考えることも大切です。無理に広い空間をつくるのではなく、自分だけの小さな居場所を取り入れることで、暮らしはもっと豊かになります。ぜひ、遊び心のある「あなただけの居場所」を住まいの中につくってみてください。