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省エネ性能にお金をかけて、省エネ生活を手に入れましょう

省エネ性能にお金をかけて、省エネ生活を手に入れましょう

設計の仕事はデスクワークと現場があります。デスクワークでは図面や見積作成のためほとんど外出しない日々が続くこともあります。働く環境も住まいと同じように快適にしたいものですね。みなさんはいかがお過ごしですか?

 

さて、今回は私がエコ住宅について勉強する中で出会った書籍に書かれていたことを参考に、FU設計工房のつくる家の性能についてまとめたことをご紹介したいと思います。

 

読んだ本は「ホントは安いエコハウス:松尾 和也(著)」です。参考にしたのは「住宅貧乏から脱する6項目」という内容でした。みなさんが新居をつくるのにあたって、「暑さ、寒さ」の悩みを解決するためのヒントがわかりやすく整理されていました。説明は専門的な言葉が多いかもしれませんが、頑張って読んでみてくださいね!

以下、「ホントは安いエコハウス:松尾 和也(著)/2017.7.21/日経ホームビルダー」を参考に引用

【住宅貧乏から脱する6項目】
窓性能(樹脂窓、Low-Eペアガラス(16mm)、アルゴンガス入、樹脂スペーサー) ②C値1以下③冬の日射取得(南面)④夏の日射遮蔽(南面庇、東西北面の窓の極小化、Low-E化)⑤給湯器の選択(エコジョーズまたはエコキュート)⑥エアコンで冷暖房 (エアコンが効く家にする。エアコンだけで冷暖房、除湿が完結する)

この6つのポイントを踏まえて、FU設計工房の家の仕様は具体的に以下の内容で計画しています。一部を解説します。

  • 耐震性:構造計算は許容応力度計算を実施し、耐震等級3を取得。耐力壁は、繰り返し来る余震にも耐える、真壁式パネル工法を採用。
  • 気密性:C値:1.0以下とし、目標値は0.5以下。
  • 室内温熱環境:HEAT20 G1グレード(6地域の場合、UA値:0.56)を標準とし、目標値は0.46以下。
  • 窓は、YKKのAPW330(南面:断熱タイプ、東西北面:遮熱タイプ)

 

省エネ性能を高くすると必然的にイニシャルコストに影響が出ますが、その点はその時々に設けられている補助金をご提案してお客様の負担を軽くできるようにお伝えしています。

エコハウスは実際に月々の光熱費の負担が抑えられるため、あるタイミングでかけた分の費用を上まわる時がやってきます。安心で幸せな暮らしが生まれるエコハウスは「住む時間」で考えることが大切なんですね♪

 

FU設計工房の家の標準仕様については、今後もこちらのブログを通じて解説していきます。