進化する住宅性能と変わることのないデザイン
お客様のご要望によっていろんなお家を設計する機会を積ませていただく中で、最近は住宅に対しての新たな楽しみを見出しています。それは、住宅の性能の進化とデザインの関係です。
このブログでも繰り返しお伝えしているように、住宅における快適さや省エネ性能を充実させることはとても大切ですね。
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https://fu-design.jp/blog/commitment/p414/
https://fu-design.jp/blog/commitment/p424/
例えば、FU設計工房の家は「室内温熱環境:HEAT20 G1グレード(6地域の場合、UA値:0.56)を標準とし、目標値は0.46以下」としています。どのくらいの性能にすればいいかを決める目安が明確でわかりやすくなった家づくりは、お客様にとってもいいことだと思っています。また暮らしのエネルギーについては、家庭用蓄電池の導入も注目されていますね。便利な暮らしのために今後どんなものが出てくるだろう?と想像すると、未来の暮らしに夢が膨らみますね。
では、住宅のデザイン面はどうでしょうか。性能面では家が完成する前に快適さを数値で知ることができたり、今のライフスタイルに合わせた利便性を追求するような進化があったりする一方で、根本的な住宅のデザインには大きな変化は少ないと思っています。具体的には前回お伝えした「庇や軒」がわかりやすい例で( https://fu-design.jp/blog/commitment/p430/ )、役割を果たすためにデザインが大きく変わることはありません。
互いに相反したものが共存する住宅への興味や関心は、引き続き私の設計意欲を掻き立ててくれます。