すっきりした空間づくりたのめのゴミ置き場①
環境問題として昔から注目されている家庭ゴミ。暑さが厳しかった夏を経験し、地球温暖化といった環境問題はこれからの家づくりとどんどん親密な関係になっていきそうですね。
分別が当たり前になり、どのご家庭でも複数のゴミ箱を置くスペースが必要になっています。そこで今回は、使いやすさはもちろん空間をきれいにしておけるようなゴミ置き場の設け方についてお伝えしたいと思います。
・キッチンとゴミ置き場の関係
キッチンスペースにゴミ箱を置く場所で多いのは、キッチンの後ろのカップボード下かシンクの下の2箇所があります。主流なのはカップボードの下ではないでしょうか。棚の一部をオープンにし、そこへ収納します。これは、住設メーカーのキッチンがシンク下を収納として使う製品が多いため、必然的にカップボード下にスペースが設けられるという流れでもあるかもしれません。
・シンク下スペースのいいところ
しかし、最近はシンク下がオープンになったキッチンも見受けられます。生ゴミをゴミ箱へ運ぶまでに床が濡れない点がいいところで、使い勝手の良さからもこちらを選ぶ方も増えています。
・おウチでゴミをストックする場所について
昔は家の勝手口に庇がありそこでゴミを保管できましたが、最近はそのようなつくりの家が少なくなりました。そのため、最近の家づくりでの候補となる場所は土間収納スペースです。生ゴミなどの回収は週2回なので、1~2日保管することになります。その上での注意点は、ニオイ問題です。この対策としては、換気扇をつけて収納スペース全体の換気ができるようにします。また、うっかりゴミ袋から液体が漏れ、床に付いてしまったシミが取りづらい素材がコンクリート仕上げの床です。素材選びや保管方法にも気を配っていただきたいと思います。
次回は、我が家のゴミ置き場の設け方をご紹介したいと思います。