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急な雨でも焦らない。軒や庇のデザインについて

急な雨でも焦らない。軒や庇のデザインについて

外出先で「雲行きがあやしい!」と思って慌てたことはありませんか?最近は急な雨が増え、外出時に家のことが心配になることがありますね。そこで、今回は雨対策を考えた軒と庇の設け方と外観デザインについてお話ししたいと思います。

 

はじめに外観デザインについてです。FU設計工房の家づくりは、これまで片流れの家を多く手がけてきました。これは屋根をシンプルな形にすることでコストを抑えるためでもありますが、軒による夏の日射を遮る要素も兼ね備えています。しかし、昨今急な雨が増えてきたことから、お客様が安心して暮らせるよう軒とともに窓に庇を付けておく提案をしていきたいと考えています。

 

軒のある家づくりとして、デザイン面では屋根の形を切妻や寄棟にすると見た目も落ち着きますが、片流屋根でももちろん雨対策はできます。具体的には、軒を設ける部分を南側のリビングにある大きな開口部とすることで夏の日射をコントロールにも役立ちます。他の3方位には窓に庇を付けることで雨対策をします。取り付けた部分の見た目やコスト面の検討は、適材適所を心がけていきます。

 

そしてもう一つ、雨対策では窓の種類による特徴を知っておくと役立ちます。雨が最も入りにくいのは、横辷窓(FIX窓を除く)で小雨程度なら問題ありません。ちなみに我が家では、雨の予報の際は引違窓、縦辷窓、上下窓は閉めておきます。空気を循環したい時は、横辷窓を開けて過ごします。こんな風に住みながら使いこなせていくと便利に感じていただけると思います。

 

家の見た目に影響がある軒や庇は、昨今の急な天気の変化に対応できる家づくりの要素となります。みなさんの計画している家の見直しに役立てば嬉しいです。