FU設計工房は4年目を迎えました
そろそろ梅雨入りの季節になりました。コロナの影響でみんなが日常生活への変化を余儀なくされましたね。私は大きな変化の中でも毎日建築に向き合えることのありがたさを感じる今日このごろです。みなさんにはどんな変化がありましたか?そして、変わらないこともありましたか?
今回はFU設計工房について、会社としてこれまでの振り返りとこれからの想いをお話しします。
振り返って考えたとき、実は「3年過ぎて、4年目になったんだ」という実感が無く、経過した年数を忘れてしまうほどでした。それはきっと最初に書いたように、毎日楽しみながら建築に向き合ってきたからかもしれません。
設立したころのFU設計工房は、これまで培った人とのつながりから依頼される設計がほとんどでした。一つ一つの仕事量は決して多くなかったのですが、お仕事をくださる会社が複数あったことで今があると思っています。
例えれば新しい公園で時折目にする植えたばかりの樹木のように、周囲にいくつかの支えがある状況です。倒れないように支えられながら成長して行きます。私この3年間もこのような樹木と同じように、一本立ちできるよう多くの方々に支えられ、たくさんの経験を積むことができました。
最近はおかげさまで直接設計を依頼してくださるお客様が増えてきました。3年目の終わりにはホームページも立ち上げました。そこで私が思ったのは、ただ自立する木のようになるのではなく、しっかり地面に根を張った木のような会社になることが大切だということです。
家づくりは、お客様はもとより大工さんを始めたくさんの職人さん、協力業者さんと関わっていくものです。私が責任者としてどっしりと構えながら、コミュニケーションを取り合い、独立当初のように支え合うための柔軟さをいつも持ち合わせていられるように…。
家も同じで、丈夫な家として長く住めるものでありながら、周りの環境と馴染むあり方を探求し続けていきたいものです。