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窓を活かした居心地のいい空間のつくり方

窓を活かした居心地のいい空間のつくり方

さわやかな風が吹く季節になりましたね。新緑が目に眩しいほどに美しく感じる今、みなさんにとって居心地がいい場所はどんなところかとても気になります。

 

今回は気持ちのいい情景を思い浮かべながら読んでいただきたい「窓」の話です。住宅の窓を機能や間取りの関係から居心地の良い空間のつくり方を解説したいと思います。

 

私が考える窓の役割は3つあります。「あかり(光・熱)をとる場所」「風をとる場所」「景色をとる場所」です。

 

「あかり(光・熱)をとる場所」

あかり(光・熱)をとるための窓は、南側に向けます。この場合、大きな窓+軒・庇はセットで考えます。夏と冬の日差しを快適に取り込むために日射のコントロールが必要だからです。もし南側に家が迫っている場合は、リビングの一部を吹抜空間とし、高窓を設けて隣家からの視線に配慮しながら採光をとります。東側も基本的に同じ考えで取り入れます。

西側は景色がいい場合を除き、西日への配慮が必要となるため、風を通すための窓以外は付けないようにしています。北側は、安定した光が取り込めるので必要に応じてつけます。

 

「風をとる場所」

私の暮らす豊川や豊橋エリアは、体感として晴れの日は西側から風が吹いていることが多いです。敷地の状況を読んで風を取り入れやすいように窓の配置を考えます。

 

風通しという点では、一般的に窓を南側につけて北側の窓から風を抜きます。建物内の熱を自然の力で換気できるように工夫することは、省エネルギーでとても効果的です。

 

「景色をとる場所」

敷地内の南側や東側に庭がつくれるような条件のいい敷地であれば、眺めの良さを踏まえた窓選びや配置を考えます。他には周辺の環境をよく観察し、借景できるような自然があれば窓を設けて利用します。

 

家の中にいても外を感じられ、選んだ土地の魅力を再確認させてくれる窓。性能の高さはもちろん、暮らしを豊かにしてくれる要素にも目を向けて計画してみてほしいと思います。