スタディーコーナーは収納計画を一緒に考えましょう

コミュニケーションが取りやすい間取りが浸透した今の家づくり。家の大きさがコンパクトになっていることもあり、必然的に家族同士の距離も近くなり気配が感じやすい空間づくりになっている気がします。
そこで今回取り上げるのは、「スタディコーナー」についてです。以前のブログ「造作家具の設計レシピ」(https://fu-design.jp/blog/rule/p631/)では、大工さんがつくる家具として触れたことがありました。今回は、間取りや我が家の子どもたちの様子もご紹介しながらお伝えしたいと思います。
まず、スタディーコーナーのいいところについてです。
子どもにとっては、お母さんの近くで自分のしたいことができて安心!
親にとっても、自分たちが作業しているところから、目の行き届く場所に子どもがいるので何かあってもすぐに対応できて安心!
ということで、お互いに安心!というのが最大のメリットだと考えます。
では、悪いところについて。「カウンターの上にとりあえず置いておこう…」という気持ちでどんどんモノが溜まっていくところです。これでは、空間の雰囲気が悪くなってしまうので、注意が必要ですね。
そして、我が家のスタディーコーナーについて。
みなさんがイメージされているスタディーコーナーは、きっとリビングの中にあるものだと思います。座り方は、椅子か、床か。どんな計画でしょうか?因みに我が家は、ピットリビングがあります。そこの段差のところにカウンターを設けてあり、床に座って使うようになっています。
ただ、最近は娘がすっかり大きくなり、ダイニングテーブルで塗り絵や粘土遊びをするようになりました。当然、食事の前にはテーブルの上を片付けなければいけません。しかし、近くに片付ける場所が足りず、尚且つ細かなモノが多いため急いで移動させようとするとぐちゃぐちゃになってしまうこともあり、遊びを再開する時に娘はとても困っているようです。
そこで、スタディーコーナーをつくる上で重要なのは、収納計画を合わせて考えることです。つくり方は、以前のブログ「造作家具の設計レシピ」でご紹介したように、カウンターを2枚にして引き出しのように使えるようにしておくと安価で機能的だと思います。特に小さなお子さんには、近くでシンプルに片付けできるようにしてあげるといいですね。
スタディコーナーは、空間の中で専用に設けるか、もしくはダイニングテーブルを利用するといった選択もできます。どちらにとっても収納場所をあわせて計画しておくと、いつもきれいにスッキリと使えます。ぜひワンポイントとして参考になさってください。