子育て中の私がリビングを設計するときに思うこと
ひな祭りが終わりました。もうすぐ春です。お子さんの卒園、卒業があり、次の新生活がスタートするまであと少しとなりました。お家の中の整理整頓に忙しくされている方も多いのではないでしょうか?
さて、今回は、私がリビングを設計するときに大切にしていることをお話ししたいと思います。それは、「いろんな居場所をたくさんつくること」という考え方です。
例えば、前回(https://fu-design.jp/blog/about/p402/)お話ししたような子育て中の我が家では、食事のマナーで注意することがしばしばあります。みなさんのご家庭でも繰り返し注意しているうちに大きな声を出してしまうような日々を過ごされているのではないでしょうか。
私はそんな少し気まずい時でも、各自が部屋にこもらず同じ空間の中で居られるようなリビングを作りたいと思っています。リビングにたくさんの居場所があれば、心休まる「居心地のいい場所」を見つることができると思うからです。お互いにきまりが悪い時でも、本当の心の隔たりができないように近くにいられるようにしてあげたいのです。
今、幼なじみの家を設計しています。子育て中の境遇は同じで、この家にも居場所がたくさんあるリビングを提案して検討を重ねています。旦那さんの実家の敷地に建てるため、親世帯との関係も考慮していています。改めて、このお家の設計のこともお話ししたいと思っています。