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TOYOKAWAの家

お子さんが転校せずに暮らせるエリアで土地を探していたところ、気に入った土地の地主さんが顔見知りだったため直接相談し、譲っていただけることとなり、家づくりが始まりました。

 

住宅地の中ではありますが、東と北側は道路に面していて隣家とは一定の距離があり、全体的にゆとりを感じられる立地です。準防火地域に指定されているため、窓によるコストアップを抑えるため、配置には十分配慮して計画をしました。

 

全ての居室が中庭に向いていることがこのお家の特徴です。その中庭と外を遮る木製の目隠壁(樹種:チーク)はルーバー状になっていて、外部からの視線を遮りながらも風が抜けるようになっています。1階の動線計画は玄関、土間収納、キッチン、パントリーがコンパクトに回遊できるようにつながり、買い物帰りでも最短距離で荷物を運び入れることが可能です。

 

洗濯動線としては、脱衣場と隣接してランドリールームがあり、冬の乾きにくい時期や花粉の多い時期でも洗濯物を室内で乾かせる場所として活躍します。南面の窓からは光が入り、広いアイロン台とその下部に収納スペースを兼ね備えています。

 

2階は主にフリースペースになっています。1階のリビング上の吹き抜けには、アスレチックネットや鉄棒を取り付け、子どもたちがワクワクする空間となっています。フリースペースは、将来的に子ども部屋として区切る想定です。

 

法的な制限が厳しい地域の中においても、コンパクトながら機能的で、広さを感じられるお家になりました。

用途 専用住宅
敷地面積 173.65㎡
建築面積 77.84㎡
延床面積 115.52㎡
構造 木造
設計期間 2020年2月〜2020年7月
工事期間 2020年7月〜2020年12月