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HIRAOの家

間取りを検討する過程で、敷地の用途地域(第1種低層住居専用地域)の規制緩和により容積率や建ぺい率が変更となり、有効スペースが広がりゆとりを持って設計できるようになりました。

前面に道路があるため外からは壁を立ち上げ、中の様子が見えないようにし、大きな中庭にリビングと畳コーナーが向き合い、庭と住まいが一体になるようなご提案をしました。模型で完成イメージを確認していただき、検討を繰り返しました。

リビングとダイニングはカーテンで仕切りを設けています。

奥様こだわりのキッチンは壁付のレイアウトです。そのおかげでリビングの広さを感じられます。カーテンの仕切りによるメリットは来客時にキッチン周りの整理整頓の状態を隠すことができ、またカーテンのなびく様子からは風の動きも見て感じ取れます。壁内に家電や食器類、ゴミ箱を収めて空間に凹凸を無くしました。

中庭に面する階段ホールは床に畳を敷いて、スペースを有効に使えるようご提案しました。 洗濯物を取り込んでたたむ場所として活躍しそうです。2階は勾配天井を利用して、高窓から熱い空気を逃し、隣家からの視線を遮って採光を確保しました。1階の天井高を低くし階段ホールを高くしてその差によって、気分で居場所を選んで暮らしていただけるようになっています。

用途 専用住宅
敷地面積 183.70㎡
建築面積 65.42㎡
延床面積 97.51㎡
構造 木造
設計期間 2018年09月~2019年05月
工事期間 2019年05月~2019年10月