「WB工法」の呼吸する家としてのメリット、デメリット
いつもFU設計工房の発信をご覧いただきありがとうございます。「WB工法」の取り扱い工務店に加盟したFU設計工房です。さて、今回はその特徴である「呼吸する家」という内容についてご説明したいと思います。
・WB工法のオフィシャルWEBサイトもぜひ参考になさってください。
詳しくはこちら>>https://www.wb-house.jp/
オフィシャルサイトでは「深呼吸したくなる家」という表現で説明されているWB工法。深呼吸は緊張を和らげリラックスでき、気持ちがいいものですね。そういった快適性と仕組そのものが、空気を吸って吐く人間の動作と似ていることから「呼吸をする家」と私はご説明しています。
WB工法は、制御された機械設備で換気を行う第一種換気に対して、そうした機械に頼らず空気のやりとりを行うものです。住まいの快適性を高めるには内装仕上材を紙クロスにすると、通気の効果がとても良くなります。もし、接着剤などで貼り合わされた建材を使うと、その部分は呼吸ができない(通気をしない)ため、使用する面積はなるべく少なくするようにしていただくと良いです。
機械に頼らず空気や水分のやり取りができるWB工法は、専用の部材を使うものです。その一つに基礎部分に取り付ける給排気の役割をする部材があり、室内では巾木に吸気口が取り付けられます。効果を損なわず見た目に配慮するために、なるべくわかりづらい場所に部材を取り付けますが「どうしても見た目が苦手」というお客様もいらっしゃいます。そうした時には、他の選択肢で快適な住まいづくりを検討していただこうと考えています。
WB工法の「呼吸する家」というイメージは、ビニル袋で考えると分かりやすいと思います。例えば、焼きたてのたい焼きをそれぞれの入れてみると、紙袋は時間が経っても皮がベタベタしにくいですが、ビニル袋はすぐにベタっとしてしまいますね。WB工法では、気密性をある程度保ちつつ空気のやりとりが行えるよう専用部材を使って快適な住空間をつくりあげます。FU設計工房のこれからの家づくり提案へ取り入れていきますので、興味のある方はぜひお声がけください。