最近の玄関と土間収納のつくり方
お客様と家族の出入口を分けることを目的として計画される、ファミリー玄関。そこに土間収納を設ける間取りを最近多く見受けられます。みなさんも取り入れたいと思っているのではないでしょうか?
今回は、土間収納のつくり方を解説してみたいと思います。
人が出入するところはモノが溜まるという傾向から、土間収納は必須と言えますね。暮らす人にとって使い勝手がいいスペースになりますので上手く取り入れていただきたいところです。
例えば土間収納に置きたいモノとして、アウトドア用品、コート、靴、傘、ベビーカーといった比較的大きなものも候補になります。最近の傾向として屋外に倉庫を設置される方もいますが、安心安全に収納できる場所を家の中に設けるためにも土間収納を活用するといいとでしょう。
大きなモノをしまう土間収納の悩みとしては、ごちゃごちゃになりがち。という声があります。使いやすく、いかに隠すか?という具体的な方法を考えてみましょう。
一つには、建具を付けるか付けないかです。付けると内部は隠せますが、開閉の動作が増え、建具費用もかかります。そのような場合、ハイドアではなく垂れ壁にして暖簾を取り付けることをおすすめしています。こちらは下部が空いているので通風が良くなり、閉じながら開いているという状態になります。
我が家の玄関は、土間収納に建具を取り付ており、お客様と家族の入り口を分けたファミリー玄関タイプとしています。また、靴を整理整頓するために上がり框の下に窪みをつけて靴の収納スペースを設けました。
人の出入り以外に、土間収納も兼ね備えるようになった最近の玄関。限られたスペースの使い方と室内空間とのつながりをきれいに設計する工夫には、まだまだいろんなアイデアが生まれそうな気がします。