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トイレを一息つける場所に〜解説②

トイレを一息つける場所に〜解説②

前回はFU設計工房の家づくりのトイレの手洗スペースについて解説しました。今回は子育て中の私たち夫婦の実体験から考えるトイレづくりについて解説したいと思います。

 

【子育て中、一人になれる空間として】

子育て中のお母さんが唯一、一人になれる空間がトイレではないでしょうか。(トイレの中まで付いて来ることもありますが…)だから、あえて快適な空間にすることを考えてみませんか?これは用を足すだけのトイレではなく、1つの部屋として考える提案です。

 

例えば、リラックスできる場所として空間を広くしたり、雑誌コーナーをつくったり、坪庭に面して配置してみたりします。こうすれば、植栽を眺めながら自然の光が入る気持ちのいいトイレに変身すると思いませんか?

 

【明るさもこだわろう】

トイレにスマホを持って入り、ネットサーフィンやSNSをチェックする様子を想定した場合、比較的暗めの照明で計画しても不便さを感じることなく過ごせると思います。これは一般的に使われるダウンライトの明かりでは、「夜中トイレに行く時に明るすぎて目が覚めてしまう」という声を参考に、丁寧に設計したいところです。

子育て中の方には、消し忘れ防止のために人感センサーを採用するのもオススメです。

 

【トイレの配管・配線、換気扇をスッキリさせたい!】

トイレの設備配線がくちゃぐちゃして気になるという声から、メンテナンス性に配慮しながらも隠す工夫をしています。これも空間をスッキリさせるためには重要なポイントですね。具体的には便器の後ろ側や一枚壁をつくりその後ろに収めて見えにくくしています。

 

他の場所よりもスペースは狭くても、居心地の良さを求める気持ちはトイレも同じはずです。ホッとしたり気分をリセットできる場所になるよう設計していきたいと思います。