blog

食事を楽しむためのダイニングのつくり方

食事を楽しむためのダイニングのつくり方

先日、仕事関係の知人とイタリア料理を食べる機会がありました。評判のいいお店ということで、その日はランチをコースでいただきました。食事のおいしさはもちろんのこと、食材選びのこだわりが伝わったことやタイミングの良いサービスにも心が打たれました。しっかり食事に向き合ったという満足感は帰宅してからも続いていて、これは私の手がける家づくりにも活かせるところがあると思っているところです。

 

そこで、今回はダイニングについて、食事を楽しむための場所づくりという視点で我が家の事例も紹介しながらお話したいと思います。


ダイニングとリビング、過ごし方の特徴

今は共働きやお子さんも部活や習い事があって、家族みんな揃って食事をするのが難しいご家庭がほとんどだと思います。毎食は一緒に食べられなくても、週に数回の夕食でも家族でテーブルを囲めるといいですね。ダイニングでは食事をして、リビングでは家族と近くにいるものの各々好きなことをしながら過ごす場所という使い方が日常になると思います。

 

ダイニングは家族で話す場所

ダイニングでは、おいしい食事をしながら日々の出来事が話せたら最高です。私にはそんな想いがあるので、我が家では食事中テレビは見ないことをルールにしています。(音楽はOKです)そのため、間取りではテレビとダイニングの配置の軸をずらして、外の景色を主役として過ごせるような設計にしています。

 

居心地のいい場所で食事を味わう

遅く帰宅したお父さんの夕食に家族の誰かが話し相手で加われば、会話が生まれます。お父さんも仕事上ついつい手元に置きがちなスマホも、家族のおかげで手放して食事を楽しめるかもしれません。リビングにも会話の声が届いて、程よい距離感で過ごせる場所はきっと居心地がいいところになると思います。

 

食事に向き合うダイニングでは、まずは食事をつくってくれた人へありがとうという気持ちで過ごしたいものです。家づくりでは、お客様それぞれの生活スタイルに合わせて自分たちに合った住まいを一緒に考えていけたらいいと思います。