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私が建築を目指すことになったきっかけ②〜高専時代のこと

私が建築を目指すことになったきっかけ②〜高専時代のこと

ここ数年、私は日の出とともに目覚め、仕事をするようにしています。子どもたちが寝静まっている時間を利用して始めたのですが、朝は特に仕事がはかどることに気づき、すっかり習慣化されました。今回は、こうして建築の道を歩むことになった始めの一歩である高専(高校時代)のお話をしたいと思います。

 

・豊田工業高等専門学校について

高専という学校のしくみをみなさんはご存知でしょうか?高専は5年制(高校3年間+ 大学2年間)の学校です。基本的に1、2年生は全寮制で寮に入り共同生活を行います。

 

私は建築学科に入学しました。建築の専門的なことを早い段階から学べる環境で比較的真面目に取り組んだ一方で、今振り返ると貴重な経験と思えたこともあります。ここからはそのお話をしたいと思います。

 

・寮での暮らし

特徴的だった一つが、朝体です。

朝7時、名物の朝体(「あさたい」と言います、朝の体操のこと)があり、寮生全員グランドまで走っていき体操をします。それ終わると同時に、全員が再びダッシュ!理由は朝食をとるためです。寮生は何百人もいるため、走らないと瞬く間に長蛇の列となり、朝食会場に入れません。全員の食事が終わるまでに、3回転していましたね。(汗)

 

二つ目は、夏場のお風呂です。

皆、部活が終わり夕食をとってから入浴時間となります。運動部の生徒が多いため、特に夏場の大浴場のにおいと熱気はすさまじいものでした。入浴の流れは、初めにシャワーのために並び、汚れを流して大浴場へ入ります。しかし、シャワーでの洗い残しがある人もいたので、湯船のお湯はうす~いカフェオレみたいでした…。その後すぐに上がって、最後にシャワーを浴びて脱出です。

 

そして、20時に点呼があります。それまでに入浴などを済ませて各部屋に戻ります。その後は勉強時間となり、22時に就寝(消灯)です。こんな1日を2年間繰り返して過ごしていました。(さらに、高専のお話は次へ続く)