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私が建築を目指すことになったきっかけ①〜本との出会い

私が建築を目指すことになったきっかけ①〜本との出会い

寒さに耐えながら電車を待っている時、五感が刺激されて記憶が呼び起こされたのか。先日、ふと毎朝6時に家を出て通学していた高校時代のことを思い出しました。私はその時から約20年以上、建築とともに歩んでいます。

 

そこで、今回はちょうど高校時代を思い出したことから、私が建築の道に入るようになったきっかけのお話をしたいと思います。

 

・1冊の本との出会い

当時、近所に仲のいい同級生が住んでいました。その子のお母さんがある時、私にサグラダファミリアで有名なアントニオ・ガウディの本をプレゼントしてくれました。そのお母さんは、もともと私が図工を好きなことを知っていましたし、さらに一緒に過ごしている時の私の様子から「建築に向いてるんじゃない?」という想いで本をくださったのだと思います。これが私にとっての建築との出会いとなり、そのお母さんの見立てによって私が建築の道へ進み始めることとなったような気がします。

 

・「高専」という学校を教えてくれた

ガウディの本との出会いから、憧れと共に建築に興味を持つようになりました。そして高校進学の時期を迎えます。ここで本をくれた同級生のお母さんが「高専(豊田工業高等専門学校)という学校があるよ」と、進路先の提案をしてくれました。これが、高専を一番初めに知った時でした。

 

この提案をきかっけに、進学先は豊田工業高等専門学校に決めました。おかげさまで、無事に合格でき、私は5年制度の豊田工業高等専門学校へ入学し、本格的に建築の道を歩み始めることとなりました。(次へ続く)